我が家の犬にブドウをやったら、ころころと、ころがして遊んでいましたが、最後にぱくっと食べてしまいました。ブドウが大好きみたいです。
後で、犬にブドウはダメだと聞きました。チョコレートもダメなんだそうです。中毒を起こすので気をつけてね。
なお、本には載ってませんがウナギも合わなかったです。1週間もひどい下痢に苦しみました。おいしかったのに、残念だワン。
妹が昔、飼っていた猫です。カメラのフラッシュで目が光っています。
この猫は、目の玉がⅠにならず、いつもまん丸でした。
ある獣医はそれを見て、目が見えないのだと言いました。とんだヤブ医者がいたものです。(営業妨害になるので、どことは言いませんが、、、。)
虎やライオンなどは目(瞳孔)が丸だそうです。
そういえばこの猫もかなり凶暴でした。
かわいい写真もあるんだにゃー
ある日、寝ていましたら体に重たいものを感じ目を開けると、ツチノコみたいな物体が乗っていました。凶暴な猫でしたが私にはなついていました。
例の凶暴猫が獣医さんのところに行った時のことを描いたものです。
ナマケモノとカピバラとアルパカ
なまけものは世界一遅い動物と聞いていましたが、神戸どうぶつ王国で見たナマケモノはかなり速いのでびっくり。「Aさんはナマケモノみたいにのろい」と言う言葉を返上します。ナマケモノさんすみません。
カピバラは毛がごわごわしているよ。触ってもおとなしくてかわいいやつですが、さわりごこちは悪いです。
それに較べるとアルパカの毛は細くて軽くて暖かいのでセーターやマフラー、手袋などに使われています。もしカピバラの毛で服を作ったらごわごわして着心地は最悪かも。しかし、たわしの代わりには使えそうなので高級たわしとして商品化してはどうでしょうか。
なおカピバラは本気を出せばウサイン・ボルトより速いそうです。
いたち現る
鼬
我が家で毎晩シャッターを叩く音がするのですが開けて見ても何もいません。ひょっとして猫かと思いガレージの隅々をたたきましたが何も出てきません。三日目になってシャッターを少し開けて潜んでいましたら黄色い小動物が出てきました。イタチでした。イタチは臆病なんですね。猫とは習性がまるで違うようです。なお漢字はネズミ偏です。昔の人はネズミの一種と思ったのでしょうか?
叩かないで良かった!
イタチの最後っ屁(イタチが窮したときに悪臭を放って敵をひるませること)
イタチの屁は、ものすごい臭いだそうだ。
2017年5月
ユリカモメが一杯!
近くの川に毎年ユリカモメがやってきます。12月には、ものすごい数だったのですが1月18日に来てみたら半分ぐらいになってました。でもまだまだ一杯います。一体どこから来て、どこに行くのでしょうか?
実はこの川は20年くらい前はメタンガスが湧くどぶ川だったのですが市の環境美化の努力により綺麗になりました。
なお、カモメがみんな同じ方向に向いているので不思議に思い調べてみましたら、風が吹いてくる方向に向かうことで、空気を羽の向きに流して抵抗を減らしているそうです。自然の摂理(神のわざ)はすごいものです。でも後ろから襲われたら、どうなのでしょうか。一匹ぐらいはどこかに見張りがいるのかもしれません。
ハトさんもたまにいます。仲良しなのでしょう。
科学的に描いてみました
またまたイタチ現る
近所でまたまたイタチを発見しました。目と目が合ってしばらく睨めっこしていましたが、おならをされても困るので、さようならしてきました。
ところでイタチもスカンクも自分のおならは臭くないのだろうかと疑問がわき、調べてみましたら、匂いを感じないそうです。それどころか発情期は雄雌が匂いをかけあうそうです。ですからイタチにとってはきっといい匂いなんでしょうね。ちょうどすごい匂いの香水をつけた女性が何とも感じないみたいなものでしょうか。
なお、イタチと猫がけんかしている光景を余り見ません。猫もイタチには一目置いてるんだと思います。
ギネスブックにイタチ科で世界最強?ともいう動物が載っているそうです。名前はラーテルと言います。体は小さいですが、すごい堅い皮で守られ、また、くさいにおいを発するのでライオンやハイエナもたじたじです。
ラーテル?
オーストラリアの珍獣ウォンバット
狼に襲われています
ドン!
ウォンバットは夜行性で穴を掘って生活します。
植物の葉や根を食べて生活しています。
ウォンバットは一晩に80~100個も糞をするそうです。糞は四角い形をしています。糞でいろいろな印をつけるときに転がらないようになっています。
ウォンバットのお尻の皮は鉄板のように固いので穴に狼(キツネなど)が侵入してくると、お尻で穴をふさぎ、お尻の上に狼の頭が来たら、お尻を思いっきり上にあげるそうです。そうすると狼の頭が砕けてしまうそうです。恐るべしウォンバット。
キャイーン
アルパカと羊とラクダ
アルパカは羊に良く似ていて長い首の羊みたいです。しかし調べてみましたらラクダの一種だそうです。
ラクダは砂漠などの乾燥地帯に住んでいて背中に瘤が有ります。その中に脂肪をためていて長い間、食べなくても生きていけます。また瘤によって太陽の熱射から体を守っています。
一方アルパカはアンデス山脈の高地に住んでいて毛がふさふさしています。そのため厳しい寒さでも平気です。どちらも自然に適応して、たくましく生きています。
なお、アルパカ、ラクダ、羊、牛などは反芻動物(はんすうどうぶつ)で四つの胃を持っています。そのため人間には消化できない食物繊維を栄養にすることができます。これを応用したら草から牛乳が作れそうな気がしますが、、、。
注意事項としては、アルパカもラクダも怒らせると、ものすごいにおいのゲロを吐きかけ敵から身を守るそうです。一度付いたらしばらく取れないくらいくさいそうです。(疑問のある方は捨てても良いような服を着て実験されてはいかがでしょうか。)
ラクダ(アルパカ)を怒らせては大変
超音波動物
超音波(人の耳に聞こえない高い周波数の音)を出す動物としてイルカ、コウモリなどがいます。
イルカは前方に超高周波音を出して 物体の反響する音をとらえてその大きさや距離を知ることができるそうです。また仲間通しの交信もしていると言われます。
コウモリも同様の機能によって餌を捕まえたり、真っ暗な洞窟でも互いにぶつからずに飛ぶことができます。
一方ゾウは逆に超低周波数の声(うなり声?)で10キロ先の仲間と交信ができるそうです。ゾウの耳が大きいわけがわかりました。
特筆すべきは蛾の耳です。あんな小さな体でものすごい耳が良いです。鳥やコウモリにつかまらないよう発達したのでしょう。動物たちの能力には驚くべきものがあります。
ダンゴムシとナメクジ
庭に一杯いるダンゴムシについて気になって足の数を調べてみました。幼虫は12本、大人になると14本だそうです。主に枯れ葉や虫の死骸を食べて分解してくれるので土が肥沃になるのに一役買ってくれています。(足の多さではムカデ(百足)が一番です。種類によって異なりますが30から346本だそうです。)
なお、ダンゴムシは虫とは言っても甲殻類の一種だそうです。びっくり。
一方のナメクジはカタツムリの殻のないやつで貝の一種です。また、びっくり。
ダンゴムシについては益虫、害虫の両方の見方がありますがナメクジについては害虫としか書いてなくて嫌われものです。昔、栽培していたイチゴがナメクジに一夜で食べられてしまいました。ですからお百姓さんに嫌われるのも無理ありませんが、カエルの餌にもなっています。
カエルは虫ではありませんが田畑の害虫を食べてくれる益虫と言われています。ですから農薬でナメクジを駆除したらカエルの生活にも大きな影響が出るかもしれません。
カタツムリのある種類のものはフランス料理でエスカルゴとして食べられています。ではナメクジが食べられるかと言えばやめておいた方がよいそうです。体に多くの寄生虫を持っていることがあり、それが人間の体に入れば脳に回って大変な事になるそうです。ナメクジやカタツムリをさわったら、必ずしっかりと手を洗うようにしましょう。
狼にDNAが最も近い犬は?
日本狼は昔は大神と言ってあがめたそうです。
狼は鹿やイノシシから田畑を守るという意味で、農家にとって大切な神だったのでしょう。日本狼は絶滅したと言われていますが、今もどこかに生きているかも知れません。(ベルギーでも1世紀ぶりに狼が発見されました)
ところで狼に最もDNAが近い犬は何だと思いますか?
シベリアン・ハスキー? シェパード? ドーベルマン? いいえ。答えはシバちゃんです。堂々の一位です。
「人は見かけによらない」いいえ、「犬は見かけによらない」 ですね。
ナショナル ジオグラフィックより(85種の犬を調査)
http://www.ervadog.com/blog/wolflike/を参考にしました。
おみそれしました
生きた化石
生きた化石と言われている動物を調べてみました。いずれも数が少ないので絶滅しないように守ってゆきたいですね。
ウシカシカカシカカウシカ
動物園で鹿のような動物(シタツンガ)を見つけたところ、牛の仲間ですと書いてあったのでびっくり。牛と鹿の違いを調べてみました。
オス
メス
鹿の角は毎年生え変わります。奈良公園の鹿も本来は角切りをしなくても2-3月になると自然に落ちるのですが、危険防止と樹木保護のため10月頃におこなっているそうです。
牛の角は生え変わりません。
その理由は角の形成過程が違うからで、鹿の角は皮膚が固く変化したものであるのに対し、牛の角は骨が変化したものだそうです。
また鹿の角は枝分かれしていますが、牛は枝分かれしません。
これで牛と鹿の違いはばっちりですね。
くつろいでいるシカ
インドの牛さん のんびり
痛くはないけど、やめてほしい
ではカモシカは? 皆さんお分かりですね。
ぼくは牛の仲間だよ!
動物の歯
動物は色々な歯を持っています。
1、歯が生え変わらない動物はイルカ、ネズミ、リスなど
2、歯が1回生え変わる動物は人、犬、猫、ブタなど
3、歯が何度でも生えてくる動物 はワニ、蛇、サメなど
歯の数は人 28 本(親知らずを入れると32本)猫30本 ブタ44本 犬48本 ワニ約80本(生え変わり約40回) サメ200~3000本(生え変わり2万~3万本)です。
1年間放っておいたら
肉が食べたい
カイマンの歯はのこぎりみたいだ
恐ろしすぎる
人の歯
リスの前歯は放っておくと1年で約20センチ伸びるそうです。堅い木の皮をむいて歯がすり減っても大丈夫なようにできています。
ライオンや猫、犬などはとんがった歯が多く肉食に適しています
ワニやサメは歯が何度でも抜け替わります。歯が無くなると死活問題ということがわかります。
人の歯は鋭い歯が少なく平たい歯が多いです。ですから木の実や果物、穀物などを食べるのに適した形です。肉食はできるだけ控えた方が自然の理にかなっていると言えるでしょう。
モンローの歯
動物の体温について
動物の体温は大体が36度から42度です。
人間の場合36度以下になってくると病気に近いかもしれません。たまには体温を測って健康管理につとめたいですね。
人間 36.5度
イルカ 36.7度
トラ 37.5度
犬、猫 38.5度
ブタ 39度
ダチョウ、ペンギン 40度
にわとり 42度
カモノハシ 32度~37度
カエル・蛇 変温動物。0度でもある程度凍らない。
魚類 水温よりやや高めのものが多い。
一緒に寝たら暖かいよ
体温を作っているのは細胞内のミトコンドリアです。まるでソラマメみたいです。ミトコンドリアは細胞の中に何百個から数千個あり酸素を使ってエネルギー(体温)を作ります。風邪を引くと熱が出るのは体の防衛反応でミトコンドリアが活発に働くことにより体温を高め、細菌を殺してくれます。ミトコンドリアは小さい力持ちです。
余談ですが、ガン細胞は低体温の環境で酸素を使わず糖質を分解してエネルギーを作りだしています。ですからガンの予防(治療)としては熱めの風呂に何度も入ったり、体を暖める作用のある食物(ニンニク、ショウガ、ゴーヤ(加熱したもの)などを取ったり、湯たんぽをして寝るなどして常に体を温める(ミトコンドリアの働きを高める)ようにすることが大切です。ガン細胞の食べ物となる甘いものも控えた方が良いようです。
てんとう虫(天道虫)
てんとう虫は上へ上へと移動する習性があります。おてんとさん(太陽)に向かって飛んでゆくという意味から天道虫と書きます。またアブラムシなどの害虫を食べてくれます。そのため色々な国で縁起の良い虫とされ、手にとまると恋がかなうとかお金がたまるとか言われます。
英語ではLadybird(聖母マリア鳥)と言います。その由来は昔、害虫に苦しむ農夫が聖母マリアに祈りを捧げたところ、てんとう虫の大群がやってきて害虫を食べ大豊作になった為という説と、聖母マリアの赤い服の色から来ているという説があります。
なお、この虫は大変目立った色彩をしているので鳥に襲われやすいのではと思いますが、その心配は無用です。体に植物のアルカロイドという毒を蓄積しているため、まずすぎて鳥たちも決して食べようとしないそうです。てんとう虫は目立ちすぎることで自分を守っているとも言えます。鳥たちにとって赤信号のようです。
危 険
ラファエロ ひわの聖母
動物たちの血圧
キリンは首が長いので高い血圧(160-260mmHg)を必要とします。血圧が高いので有名なのは七面鳥です。(200-400mmHg)。その理由は脂肪分の多いものを食べるので血の粘度が高く、体に血を送るには高い血圧が必要なためです。逆に低いのは魚(20-40)とかカエル(20-30)です。
こういう事実から判断すると血圧が高いのは必要だから高いわけです。人間においても同じです。血圧が高くなる理由は体が七面鳥化して高い血圧を必要としているわけです。
人の場合は年齢プラス90~100が正常範囲と言えるようです。一律に130以上は高血圧だと言って血圧を下げる薬を飲み続けると脳の血流不足になり痴呆症の原因となると指摘する医者もいます。高血圧の場合は薬に依存するのではなく、脂っこい食事を控えることや適度の運動が治癒(予防)の決め手になります。
別の話ですが、我が家の犬は以前、しっこが出なくなり獣医さんに行くと高価な腎臓の薬を処方されました。一向に良くならなかったので別の獣医さんに行くと単なる塩分不足と言われ、味噌汁を飲ませたらあっという間に治ってしまいました。これって何なんでしょうか?
動物と塩について
塩は動物の生活に欠かせません。昔は塩は天日干し、または釜で炊きあげて作っていた為、その中には様々なミネラルが含まれていました。ところが現在は値段の安いイオン交換膜法による人工塩が優勢になっています。
そもそも塩にせよ砂糖にせよ、精製しすぎると化学物質になります。近年、高血圧が増えた大きな原因はここにあるでしょう。
肉食動物は獲物の肉や血から塩分をとっています。草食動物は塩を含む岩や土を舐めています。最近ではコンクリートから染み出した塩分や溶雪剤の塩化カルシウムを舐める鹿もいるそうです。ですから犬がしっこを舐めるときは塩分不足のシグナルかもしれません。
発酵食品の代表である日本人の漬物も、近年は塩を減らしたため多くのものはアルコールや保存料を入れています。昔のように自然塩のままならばその必要は無いし、もっとおいしい事でしょう。
普段食べている塩を見直してみてはいかがでしょうか。
動物たちの献身のお話
1999年に猫の駅長タマちゃんが人気となり和歌山県のローカル線が廃線から免れました。今は和歌山県観光招き大明神として県から感謝されています。現在は2代目のニタマが着任しています。まさに招き猫ですね。
最近は犬さんも盲導犬、聴導犬、災害救助犬、麻薬探知犬など様々な分野で活躍しています。和歌山の丹生都比売神社ではご神犬としての重責を果たしています。
九谷焼の招き猫
ぼくも2万円拾ったよ。警察にも届けました。
昔々、神の化身ラーマ王子がランカ島に住む魔王ラーヴァナを征伐するため海に橋を架けることになりました。家来の熊や猿たちは大きな石を運んできてはせっせと海に投げ入れました。リスも何か協力したいと思いました。そこで口に小石や砂をくわえ何度も海に運びました。
それを見た猿たちは笑ってバカにしました。あげくにはチョロチョロと走り回るリスがじゃまになり、足で蹴とばしました。そのリスをラーマ王子は両手で受け止めると、リスを手に抱いて背中を愛情深く撫でられました。そして、どんな小さな事であっても、その心根が大切なんだと動物たちに諭されるのでした。ラーマに撫でられてリスの背中に筋ができたと伝えられています。
リスの献身(ラーマの手に乗ってます)
丹生都比売神社
真言宗総本山の高野山創建には犬さんも大切な役割を果たしました。弘法大師が中国から投げた独鈷(とっこ)を探して高野の山にわけ行ったとき二匹の犬が現れ、案内してくれたそうです。これが本当の犬身奉仕。
後方に見えるのは丹生都比売と高野明神。
ラッコとアザラシの防寒
ラッコとアザラシ、見た目は似ていますが防寒の方法を比較してみました。
ラッコは8億本もの毛が有り、毛と毛の間に空気をしっかりと捉えて寒さから身を守っています。しかし水に潜るとなると空気の浮力があるため、浅いところを1~2分しか潜れません。そのため捕りやすい貝やウニを主食としています。
(触り心地の良い毛は良質なので、乱獲されて今では絶滅危惧種になってしまいました。女性の方はできるだけ人工の毛皮で辛抱しましょう。)
一方、アザラシの毛は短くて防寒には役立ちませんが皮下脂肪の層が厚いので寒くても平気です。また潜水が得意で、普通は2~3分かけて水深20メートルくらいのところで餌を捕ります。時には20分くらい潜ったり、水深300メートルまで潜れるそうです。すごいですね。人間では訓練した人でも40メートルくらいが限界なのに、、、。
なお、上には上が有って、マッコウクジラは2時間もの間、水中で過ごせるそうです。潜水能力も水深3000メートルとのこと。そう言えば潜水艦のような形をしていますね。
ラッコとカバ どうしてこんなに差があるの?(毛)
カバは毛が無い動物の代表です。毛は体を守ったり、保温をしたり様々な役割がありますが、カバの皮膚は厚いところは4センチも有るため断熱効果を与え、暑さから内臓を守っています。もともと髪の毛は皮膚が変化したものなのでカバには毛の必要がなかったのでしょう。もし毛が一杯生えていたら暑いのでゾウのような大きな耳が必要になった事でしょう。カバは毛が無くとも動物園の人気者です。
ところで、ずうずうしい人、厚かましい人を「つらの皮が厚い」と言いますが、こういう人も暑さに強いのでしょうか?
では猫や犬の毛はどのくらい有るのでしょうか。どこかで猫の毛は100万本とか書いてありましたが、柴犬の毛の数を数えた熱心(暇?)な方がいて、その結果は2259万本でした。すごいですね。調べた人のホームページへのリンクを貼っておきます。猫の毛も実際はもっと多いかも知れません。
人間は頭の毛が多い人がもてはやされます。どういうわけか最近は体中に毛が生えているゴリラが女性に大人気です。ゴリラの檻に張り付いて熱狂する女の子を「ゴリラ女子」と呼ぶそうです。韓国ドラマの主人公風のなよなよした人よりも、たくましいタイプを求めるようになってきたのでしょうか。それとも人間がゴリラに近づいて来たのでしょうか。
ゴリラ女子?
アルマジロの鎧(よろい)
主に中南米に生息するアルマジロは別名は鎧ネズミと言って固い鎧を着ています。どんな猛獣もこの固い鎧に歯をたてるのは容易では有りません。ピストルで撃ったら弾がはじかれたそうです。
モグラのように長さ6m、深さ1.5mくらいの穴を掘って、シロアリやミミズなどを食べて生活しています。外に出た時、ヒョウなどの猛獣に会うとクルッと丸まります。大抵の動物はあきらめて去ってゆきますが、蛇は一飲みするそうです。しかし、蛇のお腹を鋭い爪で切り裂いて出てくるそうです。恐るべし、アルマジロ。でも人間になつくのでペットにもなるそうです。
戦国時代の武将の鎧や兜には、様々なものがあります。信長のような西洋風のものや、水牛の角を付けた家康の兜や、ウサギを載せた物、鹿熊合体のものなど何でもありです。アルマジロもびっくり!
写真はこれらのブログから引用させていただきました。
アルマジロが敵に出会って丸くなる動画を見つけましたのでアップしておきます。
もしアルマジロが日本にいたら、アルマジロ型の鎧も作られたかも知れません。
オオアリクイ
オオアリクイは中央アメリカ、南アメリカに生息しています。
掃除機の様な長い口(鼻?)をしています。大きな前脚の爪で蟻塚などを壊してアリを捉えます。何と一分間に150回も舌を動かし、一日で3万匹ものアリを食べるそうです。早食い競争では世界一です。なお歯は無いので一気飲みします。どうしてこんなに慌てて食べるのかと言えば、アリに噛まれないためだそうです。ゆっくり食べていたのではアリの大群に体中噛まれて死んでしまいますから。ガンマンもびっくりの早業です。
それだけ食べられてもアリが絶滅危惧種にならないのは繁殖力がすごいからでしょう。一方のアリクイは絶滅危惧種になっています。アリクイがいなくなったら地球はアリだらけになりそうな気がします。なお、アリクイはヒアリも好物なので、もし、これ以上、日本にヒアリが増えたらアリクイさんに出動してもらいましょう。動物園からレンタルしては?
グンカンドリ(軍艦鳥)
南太平洋の島で繁殖するグンカンドリは、降下速度最速が時速420キロにも達しハヤブサ(390キロ)をも、しのぎます。体力には自信があって一日に平均して410キロも移動します。
猛禽類のハヤブサは鳥や陸の小動物を襲いますが、軍艦鳥は水面すれすれに飛んで、長いクチバシでイカや魚を捕ります。時には魚をくわえたトリを猛スピードで襲って魚を吐き出させて、それを奪うといったゴロツキまがいのこともするそうです。
グンカンドリは飛びながら眠れるので数ヶ月も空で生活していて陸に降りないこともあります。まさに空の軍艦です。
被害にあったカツオドリは泣き寝入り。
犯人(犯鳥?)は逃げてしまいました。 「ハヤブサさん助けて!」
ハヤブサ:「すみません。私もかないません。」
なおアホウドリという鳥がいますが誰が名付けたのでしょう。名前に似合わず飛行能力は優れていて、水平飛行速度は、鳥の中でも最速クラスで時速126キロで8時間以上も跳び続けるそうです。
しかし人間に対して警戒心が薄くて逃げないので、すぐつかまってしまうそうです。信じているのに人間はひどすぎます。
日本では領土問題で話題の尖閣諸島に生息しています。どちらの領土か、アホウドリに聞いてみましょう。アホー アホー。日本の領土だよ。ぼくが証人(証鳥)。
グンカンドリの雄姿
ハ ト
どこにでも見かけるハトですが、伝書鳩というのが有るように、ハトは長距離を迷うことなく戻ってくることができます。実に1800キロ以上も離れていても迷わないそうです。平均飛行速度は時速70~80キロですが、最高速度は150キロ以上になるそうです。あの小さな体で驚きです。
地図もGPSも無しにどうして戻れるのでしょうか。内耳に磁場を感じる器官が有るようですがまだ詳しくは解明されていません。
なお日本人はツバメには優しく巣を作ってあげたりしますが、ハトには餌をやらないで、という看板がたてられています。ハトに冷たすぎないでしょうか。こういう事を言うと憤慨(糞害)する人もおられるでしょうが、、、、。ハト対策としては、カラスのぬいぐるみを置いたらいいと思います。
東名高速のあちこちのサービスエリアにツバメの巣がありました。
ハトが人間のそばで生活するのはカラスに襲われないためだそうです。しかし国によっては食べる国(フランス、エジプト、中国など)もあり油断ができません。日本も国際化すると狙う人が出てくるかも知れません。
ハトやツバメの天敵はカラス。カラスの天敵はタカだそうです。町にはタカがいないのでカラスがこうも増えるのでしょうか? カラスにも事情が有るのでしょうが、ゴミ袋を開けて食い散らすのはやめて欲しいです。
ゴブリンシャーク
駿河湾の深海に生息するゴブリン・シャーク。捕食の際には口が大きく飛び出し、まるで悪魔のようです。体長は6mほどにもなり、あな恐ろしやと思いきや、人食い鮫で悪名高いホホジロザメにくらべるとずっと紳士だそうです。顔は恐ろしいが心はやさしい? このサメは8500万年前の化石が発見されていて生きた化石と言われています。
とりわけ驚くべき事は顔の下部に多くのセンサーを持っていて1000万分の一ボルトの電流を感知できるそうです。そのため海底の泥の中に潜んでいるカニやヒトデや小魚を微量な生体電流を感知し発見します。食べ物の少ない深海で生き抜く最先端兵器と言えるでしょう。
なお電気と言えば、アマゾン川に住む電気ウナギは500~800Vの電流を出して獲物や敵をしびれさせます。ワニに勝つことも有るそうです。地球には色々な動物がいるものです。
ダチョウとチーター
カモは人に飼われてアヒルになり空が飛べなくなりましたが、昔から飛べない鳥にダチョウがいます。しかしその代わり最高時速70キロで走れる脚があります。競走馬と互角です。また持久力もあり60キロぐらいで1時間も走れます。
もしマラソンをしたら40分くらいでゴールなので金栗四三も真っ青です。なお目もすごく良いので5キロ離れた所の敵を見分けることができます。
一方、天敵のチーターは最高速度110キロと言われますが400メートル走ると疲れてしまって最低30分ほど休まないと動けません。 失敗したらまたやり直しです。また、たとえ成功しても、へたばっているところにハイエナやライオンが来て獲物を横取りされることもあるそうです。動物の生存競争は熾烈だなあ。
カンガルーとコアラ
カンガルーは大きな脚を持っていて、オーストラリアの大地をピョンピョン飛びはねまわります。走るときには大きなしっぽを上下にゆすり浮力をつけ時速60キロもの速度で走る(跳ぶ)ことができ1日に100キロ程度移動することもあります。すごい体力です。ただ、その関節の仕組みから、常に前進あるのみで後ずさりができません。なお飛び跳ねたとき子供が落ちにくいよう袋の口は上向きになっています。
一方コアラの袋の口は下向きになっています。その理由は母親の尻から出る離乳食を食べるためです。主食のユーカリは毒素が強いので、母親の腸内で微生物によって分解されて栄養の残った糞になります。子供はそれを食べて成長します。毒素消化のための微生物もこうして親から子へと受け継がれてゆきます。
なおウォンバットも袋を持っています。こちらも袋の口は下向きです。穴を掘るとき、土が入らないよう下向きになっています。一口に有袋類と言っても様々な違いがあって奥が深い。
ブヨは羽ばたきチャンピオン
花の蜜を吸おうと空中で静止するハチドリ美しいですね。小さなハチドリは1秒に羽を七十数回動かすそうです。
しかし昆虫の世界はもっとすごいです。ミツバチやハエは2百回、蚊は5百回、さらにブヨは1千回と言われます。(ヘリコプターは4百から6百回。扇風機は千から千五百回)
ブヨは、わずか2-3ミリの小さな体ですごいですね。どうしてこんなに高速で動かすのかと言えば、羽ばたき1回で一瞬にして方向転回して敵の攻撃を避けるそうです。小さな動物は狙われやすいのでこのような能力が与えられているのでしょう。また獲物の捕捉能力も優れていて、アブの場合では最高時速145キロのスピードで飛ぶそうです。
飛んでるハエを捕まえるのは大変です。それを箸で捕まえた宮本武蔵にはびっくりです。しかし我が家の犬もすごかった。一瞬にしてハエをくわえる特技を持っていました。
雷鳥(ライチョウ)
ライチョウは南アルプス、北アルプスの標高2400m地帯に住んでいて国の天然記念物、長野県の県鳥に指定されています。なぜ雷鳥と言うかは諸説がありますが、ワシなどが出てこない雷の鳴る時に動き回るためだとか、雷の多い高地に住むためだとか言われています。暑さに弱く、寒さに強い鳥です。冬は足の爪まで羽毛に覆われモフモフです。吹雪をさけるため雪の中に潜って暖を取ることもあります。
ライチョウの外見は季節によって変化し、夏は山の岩肌の様な色合いですが、冬には真っ白に変わり、保護色となって天敵から身を守っています。脚はウサギの様に太く、普段は歩いて行動します。しかし飛べないわけではなく30キロほど飛んでいった記録もあります。
基本的に一夫一婦制で相手を思いやり、子育てをしますので、昨今の人間よりも優れています。食べ物は主に木の葉や茎、果実などですが小さな虫を食べることもあります。冬にはたくましい足で氷を割って埋もれた草の芽を食べたりもします。
ライチョウの飛翔
残念なことに生息数が2千羽を切り絶滅が危惧されています。原因としては ① 森林開発によって鹿が高地に逃げてきて貴重なライチョウの餌の草木を食べてしまう。② 観光客やスキー客が捨てたゴミを狙って猿、キツネ、カラスが上がってきてライチョウの子供や卵を襲う③ 人間やペットの持ち込む菌や空気汚染などに弱い、等。いずれも直接、間接に人間に起因しています。
現在、様々な形で保護活動に取り組んでいる方々がいらっしゃるのは嬉しいことです。政治家のかたが無駄遣いをされるお金のごく一部でも回してほしいものですネ。
モフモフ足のライチョウ
キツネの第六感
キツネやタヌキに化かされる昔話が多くありますが、最近はそういう話を聞くことがなくなりました。山でも滅多に見かけません。数が急速に減少しているようで心配です。
さて、キツネは犬に近い動物ですが、ふさふさの尻尾はリスのようです。犬の瞳孔は丸いですがキツネは猫のように縦長です。性格は警戒深くて頭が良く家畜の鶏を襲うこともあるので、キツネの様な人というのは狡猾な人の代名詞です。食物は肉食が主で昆虫も食べます。体は決して大きく有りませんが、頭の良さで大きな敵も撃退します。
注目すべきは雪に埋まった場所で、雪の下に隠れているネズミなどを捕まえる能力です。優れた耳と鼻で動物の潜む位置を把握して、ほぼ垂直に飛びかかり捕まえます。多くのキツネを観察したある科学者は、キツネが特定の方角からジャンプするときの捕食率が高いことから地磁気の感知能力もあるのではないかと推測しています。
そういうジャンプは雪の下に岩や尖った木の枝があると危険だと思うのですが、それも第六感で感知しているのかも。
そういえば犬も霊感がすぐれていると言われています。我が家の犬も特定の人にむやみにほえたり、墓場に近づくのを嫌がりました。また盆踊りの太鼓にもおびえていました。何かが見えていたのかも知れません。不思議なことです。
バカ犬と言わないで!
雀蛾(スズメガ)
家庭菜園の里芋の葉っぱに大きな芋虫が付いていました。スズメ蛾です。ちょっと毒々しい色をしていて、ぎょっとしましたが毒は無いそうです。芋の葉をどんどこ食べるので取り除こうかと思ったのですが、かわいそうなので今回は見逃すことにしました。触ると頭を膨らませて蛇のようになります。目が一杯あるように見えるのも恐いです。たいした防衛機能です。
ところで雀蛾と呼ばれる理由はスズメのように大きいためだと思いますが、外国ではHawk Moth(鷹蛾)とか Hummingbird Moth(ハチドリ蛾)と呼ばれています。時速50キロの高速で飛行ができるので鷹みたいです。また空中で静止して花の蜜を吸うのがハチ鳥のようです。芋虫の時は見栄えが悪いですが成虫になると、まるで戦闘機のようで格好がいいです。体中に毛が生えていてモフモフで人の手に乗っても逃げないので、ペットのように育てる変な人もいるそうです。
スズメガとハチ鳥
蛇ではありません
雀蛾は芋虫の時には旺盛な食欲で農作物を食いつくすので害虫として恐れられ、すぐに駆除されてしまいます。
しかし遠くまで花粉を運ぶうえ、受粉能力が大変優れているため、ホウセンカ、オシロイバナなどはスズメガの飛来を待っているそうです。また栄養価が高いので鳥の餌になったり、亡くなると土の良き栄養になるという面もあります。
それゆえ、できれば保護したかったのですが、数日後は芋虫が増えて里芋が全滅しそうになったため、取り除かざるを得なくなってしまいました。
スズメガさん、ごめんなさい。
カメムシ
2023.10.27
最近、カメムシが大量発生しています。まるで忍者のように網戸の隙間や洗濯物にくっついて家に侵入します。下手に刺激するときつい臭いを出すので、そおっとティッシュで捕まえては家の外に放り出しています。
さてカメムシは昔から田畑の作物を食い荒らす害虫とされてきました。古文書のホツマツタエによれば、カメムシが或る地方で大量発生し民を苦しめたことがありました。その知らせを聞いたムカツ姫(アマテルカミの正妻。別名セオリツ姫)とワカ姫(ムカツ姫の妹)は急遽訪れ、田んぼに立って虫を払う儀式をしました。ある和歌を360回歌うとカメムシ達は飛び去り、その年は大豊作だったそうです。まじないは心が清い人が行うと効果があるようです。その故事にちなみ、その地を和歌の国(和歌山)と呼ぶようになったとか。
「たねはたね うむすきさかめ まめすめらの そろはもはめそ むしもみなしむ」
アマテル神と瀬織津姫
ワカヒメ(広田神社ホームページより)
それはさておきカメムシは鳥や蛙の餌になりますがメキシコ、ミャンマー、南アフリカなどの住民は食べています。その種類によって様々な匂いがあり、オオクモヘリカメムシはりんごのような爽やかな香りがするそうです。日本でも福岡県のサービスエリアでタガメサイダーを売っていました。フルーティな味わいだとか。タガメもカメムシの一種です。
きつい匂いも希釈すると良い香りになることがあります。フランスの有名な香水シャネルの5番にはある伝説があります。研究の最中、従業員の服に付いて研究室に入ってきたカメムシを取ろうとしたところ、香水が入ったビーカーにポトンと落ちてしまったそうです。慌てて取り出したところ、その香水から馥郁(ふくいく)たる香りが漂いました。シャネルの5番の誕生です。シャネルの5番にはジャコウネコの尻から出るフェロモンとカメムシの匂いが絶妙に混ざっているのです。カメムシも知らないところで活躍しています。もしシャネルが日本の会社ならカメムシ神社ができることでしょう。またタバコカスミカメというカメムシはコナジラミを食べて畑を守っています。カメムシにも優れた点があることを忘れないようにしましょう。